扇風機の電気代!つけっぱなしだといくらくらい?計算してみよう
夏になると、冷房なしでは生きていけません。
でも、ちょっと気になるのが電気代。
今日は夏に欠かせない家電の代表の扇風機。
扇風機の電気代について調べてみました。
実際に、扇風機の電気代はいくらくらいかかるのか?
暑い時に24時間つけっぱなしにすると電気料金はどれくらい高くなるのか?
そんな気になることをチェックしました。
自宅にある扇風機を取り出してみて、ぜひ、自分で計算してみてください!
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扇風機の電気代の計算式
今まで真剣に電気代を考えたことがありませんでした。
今回は、まず扇風機を消費電力をもとにして電気料金を見てみることにします。
具体的にどれくらい扇風機の電力にお金を払っているのか?
わかりやすく、日立の扇風機を例にして、調べてみることにします。
皆様も自宅にある扇風機で計算してみてくださいね。
まずはスペックを見てみます。
[日立 リビング扇風機 HEF120R]のスペック
●羽根の枚数:8枚
●羽根サイズ:30cm
●風量切替:4段階
●首振り角度:90度・70度・45度
●入タイマー:1・2・4・6時間
●切タイマー:1・2・4・6時間
●リモコン:○
●リズム風:○
●メモリ機能:○
●消費電力(50/60Hz):40/43W
●1時間あたりの電気代目安(50/60Hz):約1.1/1.2円
●電源コード長:約1.7m
●寸法:W37.1×H73.5~95.0×D37.0cm
●質量:約3.9kg
ここで、重要なのは消費電力の部分。
消費電力は(50/60Hz):40/43Wとなっています。
まずは40Wで計算してみることにします。
WをKWに変換します。
40W ÷ 1000 =0.04KW
そして、契約している電力会社の料金をかけます。
会社によってプランが色々ですので、これは自分のお家のプランで計算してくださいね。
私はこのプランで計算することにします。
最初の120kWhまで 19.52円
120-300kWhまで 26.00円
300kWh以上 30.02円
まずは、1番安い20円と想定して計算します。
0.04KW X 1h X 20円 = 0.8円
1番高い30円で計算すると、
0.04KW X 1h X 30円 = 1.2円
1時間あたりの料金は計算すると、0.8円〜1.2円だとわかりました。
もう一度、スペックのところへ戻ってみます。
●1時間あたりの電気代目安(50/60Hz):約1.1/1.2円
と記載されています。
自分で計算してみましたが、目安と同じくらいの金額ですね。
スペックに書かれている目安はほぼ信じられそうです。
もし、新しい扇風機を購入の予定ならば、
スペックにある電気代目安をチェックすると良さそう。
わざわざ自分で計算しなくて済みます。
扇風機を24時間つけっぱなしだと高い?
1時間あたりの電気料金は1.2円くらいです。
24時間つけっぱなしにすると、28.80円。
1ヶ月、31日、40Wの扇風機をずっとつけっぱなしだと、892.80円
どうでしょうか?
私の感想は、1日に30円以下だと、すごく安く感じます。
でも、1ヶ月900円近くになると、ちょっと電気代がもったいない!
どうも、そんな感覚におちいってしまいます。
チリも積もれば山となるという気がします。
正直、高いのか?安いのか?微妙な感じです。
そこで、わかりやすく、他の冷房器具のクーラーと比較することにします。
実は、クーラーの消費電力は扇風機と違い、計算がかなり難しいのです。
クーラーを入れると、最初は冷たい空気がブワッとでて、お部屋の温度が落ち着くと、緩やかな運転に自動的に切り替わりますよね。
強い風、弱い風と常時、お部屋の温度により、運転が切り替わるため消費電力の幅が大きいのです。
パナソニックのQ&Aを覗いてみると、
冷房の消費電力は、最小110W~最大780Wのため
1時間あたりの電気代(円)最小=(110W÷1000)kW×27円=2.97円
1時間あたりの電気代(円)最大=(780W÷1000)kW×27円=21.06円
1時間あたりの電気代は約3円〜21円と最大で7倍ほどの差があります。
1番安い3円で計算してみると、24時間つけっぱなしだと1日72円。
1ヶ月(31日)だと、2,232円になりました。
1番電力を使う780Wで計算すると、1日505円。
1ヶ月(31日)つけっぱなしで計算すると、15,668円になります。
クーラーの電気代、、、
1ヶ月つけっぱなしだと、2,232円〜15,668円とかなり幅がでてきます。
電気代を節約したい時は、クーラーの電力には要注意ですね。
再び言わせてもらうと、クーラーをつけっ放しにすると、どんなに安くても2千円超えてしまいます。
それを考えると、扇風機の1ヶ月900円は妥当な金額に思えてきました。
扇風機の電気代を安くしたい
クーラーに比べると、扇風機の電気代はかなり安いです。
真夏の暑さで寝苦しい夜が続くならば、つけっぱなしという選択はありだと私は思います。
でも、どうせならば、扇風機にかかる電気代を安くしたい!
そう思う人も多いはず。
昔の扇風機に比べると、最近の扇風機は電気代を押さえることができる省エネタイプが主流だそうです。
具体的にいうと、『DCモーター』型の扇風機です。
扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類があります。
ACモーターは交流型、DCモーターは直流型の電力の違いだそうです。
私も機械類には疎いので、詳しいことになるとチンプンカンプンなのですが、DCモーターの扇風機の方が消費電力が少なくてすむのだとか。
省エネができるだけではなく、自然な微風が作れて風量の調整が細かくできる。
音が静かで寝るときも気にならない!などと今までの扇風機に比べて抜群の性能の良さなのです。
具体的にいくつかのDCモーター搭載の扇風機の消費電力を見てみました。
- シャープの10畳のお部屋向きのPJ-G2DS-W
12W[1.6W(風量最小運転時(上下・左右首振りなし)のとき)] - BALMUDA(バルミューダ)のThe GreenFan
1.5W 〜 20W(バッテリー非充電時) - 日立の扇風機(ハイポジション扇 DCモーター)HEF-DC4000
2.0W 〜21W
DCモーター搭載の扇風機の消費電力は1.5Wから多くても20Wくらいです。
夜寝るときなどは微風を使うはずです。
それを考慮するとめちゃくちゃ省エネできそうです。
微風の消費電力を2.0Wで計算すると、1番最初に例にだして計算した日立リビング扇風機(HEF120R)は40Wでしたので、なんと1/20になります。
DCモーター扇風機を微風(2W)で24時間使い続けると、1ヶ月でも45円くらい!
なんと普通の扇風機に比べて、95%の省エネが可能なのです。
これだと、24時間つけっぱなしでも全然、電気代は気になりません。
クーラーに比べると扇風機は省エネ!とはいえ、機材により消費電力の幅がある。
旧型の扇風機は要注意!最新型の扇風機=DCモーター搭載に買い換えるとかなりの省エネになることがわかりました。
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