扇風機!つけっぱなしで死ぬのは嘘?ホント?その原因を探ってみた
扇風機をつけたまま寝てしまうと死ぬ!
そんな噂を聞いたことがあります。
これは都市伝説で嘘なのか?
それとも本当なのか?気になります。
もし扇風機が原因で死ぬとしたら、
それはなぜなのでしょう?
すごく気になったので、きちんと調べてみることにしました。
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扇風機をつけたまま死んだのは本当だった?
本当に扇風機が原因で死んだ人がいるのは本当なのか?
ニュース記事を探してみました。
すると、こんなネットでの記事を発見しました。
日本ではなく、お隣の韓国でのニュースとなります。
日本ではどうでしょうか?
この書籍によると、『1970年から80年代にかけて、扇風機に当たったまま寝たことが原因で死亡した人の記事が新聞で報告されています。』との記述があります。
1972年7月21日付の毎日新聞によると、水戸の男性がお風呂上りに扇風機を回しっぱなしにして寝て、心臓麻痺で死亡。
別の記事では、1986年に、クーラーおよび扇風機の使用が人を死に至らしめる例が5件あったことが新聞に載ったそうです。
扇風機に当たったまま寝ると、死ぬのはやはり本当なのでしょうか?
都市伝説ではなかったの?
結論を下す前に、もう少し掘り下げてみることにしましょう。
扇風機による死亡の原因は?
どうして、扇風機を当てっぱなしにすると死んでしまうのか?
その原因をまずは見てみることにします。
調べてみると、言われている理由は大きく2つ
- 低体温よる死亡説
- 脱水症状から脳梗塞や心筋梗塞を引き起こし死亡する説
この2つが死亡の大きな原因と言われています。
ところで、私、、、
告白してしまいますと、私は扇風機をつけっぱなしで寝ることがあります。
夏の夜、暑苦しくて寝られない時は扇風機を回しっぱなしにしています。
でも、今のところ、生きています。低体温にもなっていませんし、脳梗塞や心筋梗塞も起こしていません。
そんなわけで、もう少し突っ込んで調べてみます。
扇風機による死亡の原因のウソ
まずは、最初の理由、低体温により死亡説を調べてみます。
扇風機の風で死に関わるほどの低体温になるのか?
答えはノーです。
扇風機を使うと、室温よりも数℃低い温度まで、皮膚の温度を下げることができるそうです。しかし、実際のところ、湿度が高い場合、なかなか温度を下げるのは難しいそうです。
扇風機の風だけで体温がどんどん下がり続けるようなことはないのです。
そして、考えてみてください。
そこまで体が冷えて、寒くなったら、当然、目を覚ましますよね。
羽織るものを無意識にでも探すはずです。
理論上、扇風機で体温を低くすることは可能ですが、現実には難しいのです。夏の湿度の高い部屋のなかで、死に至るほどの低体温にするのは無理があります。そして、もし、そこまで冷えるくらいなら、まずは寝ていられません。目を冷ますはず。
そして、2番目の理由の脱水症状。
扇風機の風が体に当たることにより、汗が乾いてしまい脱水症状を起こしてしまう。
脱水症状のせいで、血液中の水分が減り、血液がドロドロになり脳梗塞などを引き起こす。
こんな理由がいわれています。
こう書かれていると、フムフム、なるほどと思ってしまいます。
が、、、ちょっと待ってください!
脱水症状って、扇風機のせいですか?
汗が乾かなければ、大丈夫なのですか?
冷静になると、ちょっと違うのがわかりますよね。
扇風機に長時間当たったり、汗が乾いたから、それが直接、脱水症状の直接の原因とはならないはずです。
扇風機をつけていなくても、暑い部屋で水分やミネラルの補給が不足していたら脱水症状になります。扇風機にあたったから、それが原因で脱水症状になるというのは、ちょっと眉唾です。
水分補給を十分にして、体温が上がりすぎないようにして、電解質となるミネラルも水分と同時にとる。
乱暴にいってしまうと、基本、これらをきちんとしていれば、脱水症状は防げます。扇風機の有無は脱水症状とは関係ないはずです。
最初のニュースでも男性の直接の死因は心臓麻痺です。
お風呂上りにと記事にあります。
お風呂の温度が心臓に負担になったのかもしれません。
もし、アルコールを飲んでいたら、それが負担になったのかもしれません。
扇風機と死の因果関係を証明するのは難しいと感じました。
扇風機との因果関係は?
扇風機にあたり続けると、体温は下がり、低体温になることはわかりました。
健康な大人だと大丈夫な扇風機の風も
乳幼児、病人、老人などにとっては体への負担が大きくなります。
体が冷えて、扇風機を止めたくなっても、病気で動けなかったり、
体が不自由だつたり、乳幼児だと、寒くても、自分で止めることはできません。
最悪の場合は低体温になり、死につながる危険性もでてきます。
周りの人が気をつけてあげないといけません。
ところで、扇風機の風にあたり続けて死ぬというニュースは70年代から80年代です。
40年〜50年前の話です。
これは憶測ですが、、、、
その当時の扇風機は絶対、今ほど洗練されていなかったはずです。
- 風の種類は強と弱などの2−3種類?
- タイマー機能なし?
- 首振りがなかった?
- 風量も一定で単調な風圧?
多分、こんな感じではなかったのでしょうか?
現代の扇風機はどうでしょうか?
- ゆらぎの風などの自然に近い風
- 不規則な風量で風圧が調整されている
- タイマー設定可能
- 風速の変動幅が狭い
機能や性能が向上して、今の扇風機は4−50年前のものとは全く別物なのでは?
それもあり、最近は扇風機のせいで死んだ!というニュースは今では聞かないのかもしれません。
昔に比べて、体に負担のない扇風機になっているはずです。
扇風機をつけっぱなしにする際の注意点
ここからは私の扇風機の体験談となります。
夏の暑い日は扇風機をつけっぱなしで寝ることも多いです。
実際のところ、体調はどうなのか?
- 翌朝、だるく感じることが多いです。
- 喉がイガイガに感じることもあります。
- 胃腸の調子がいまいちかも?
だるく感じるのは、自律神経との関わりがあるそうです。
人間の体は寝ている間に自然に体温が下がるようにできているのです。
そこに扇風機の風を当てて、さらに体温を下げることにより、体温調整を司る自律神経に負担がかかるのです。
そして、2番目の喉の不調ですが、、、
これは、扇風機で喉の粘膜が乾燥したことでイガイガするそうです。
そして、低体温になると、人間の免疫力は下がり、ウィルス感染しやすくなることもあるのだとか!
3番目の胃腸の調子に関してですが、、
これに関しては、夏はアイスクリーム、かき氷、そうめんなどの冷たい食べ物を食べるからという気もします。
扇風機との関係ははっきりしませんが、やはり冷えが胃腸まで影響することは少なくないのです。
食べ物も冷たくて、扇風機でお腹が冷えるというWパンチなのかもしれません。
扇風機を回しながら寝ても、死ぬということはないのですが、体の不調ははっきりとでています。
できれば、扇風機を止めて寝たいのですが、すると暑すぎて寝られません。
寝苦しい夜をとるのか? 扇風機で多少の体調不良には目をつぶるべきか?
まだ、答えはでていません。
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