快気祝い!のしの書き方に注意!名前はどうする?
快気祝いの正しいマナー
病院から、退院した。
お見舞いをいただいた方に、お礼をしたい。
いわゆる、快気祝いを贈る予定なのだけど、
のしは、どのように書いたらいいの?
自分のことなのに、のしに、『快気祝い』と
祝いの文字を入れるのは、大丈夫なのかしら?
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なんだか、自分で自分をお祝いするようで
気が引けるのだけど、、、
水引はかけないとダメなの?
名前の正しい記入方法は?
なんだか、いろいろ迷うことばかりです。
快気祝いのマナーについて
きっちり、調べてみました。
快気祝いと快気内祝い!2種類ある?
快気祝いの正しいマナーのまえに、
ちょっと、確認です。
快気内祝いと快気祝い
違いを知っていますか?
じつは、これに関しては、いろいろと解釈がわかれるようです。
まず、はじめは
『病気の回復の状態』でわけるという考え方がひとつです。
快気祝い = 全快したとき
快気内祝い= 通院などがまだ必要で、全快とはいえない場合
もともとは、近親者、身内だけで、
お祝いを、内々だけでしていました。
ささやかな宴会などを開いて、
これを快気内祝いと呼んでいたのです。
まだまだ、治療が続く段階で
『病気が完治した』とは、家族や近親者以外には
伝えにくかったのかもしれません。
そこから、快気内祝いは、退院はしたけれど、
通院などで、治療は続き、全快とは言えない
そんな場合を指すようになったようです。
そして、2番目は、
快気祝い = お見舞いの品を頂いた方に、お返しとしてお礼を渡す
快気内祝い= お見舞いの品をもらわなくても
親しい人や近親者に、お礼を渡す
こんな解釈があります。
お見舞いの品のお返しとして、快気祝い。
近親者や親しい人に、お世話になったので、快気内祝い。
そんな使い分けをしています。
うーん、いろいろ調べてみましたが、
どちらが正しいかは、答えがでませんでした。
解釈は違いますが、『快気祝い』『快気内祝い』
現在は、どちらも、お見舞いをいただいた方に対する
お返しとする考え方が、一般的なのでは?
退院を機会として、お見舞いのお礼を形として表す。
それが、快気(内)祝いと考えてよさそうです。
快気祝い のしはどう書く?
自分で、自分のことを、お祝いするのは変だから、
のしは、『お見舞いお礼』ではないかしら?
ちょっと、待ってください。
じつは、『御見舞御礼』と、のしに書くと
違う意味になってしまうのです。
『お見舞いお礼』は、病気は、まだまだ治らず、
長引きそうだけれど、とりあえず、お見舞いにきて
いただいたので、お礼をします。
そんな意味になってしまうのです。
病気が治っていないと、誤解されてしまう
可能性がでてきます。
ちなみに、入院中、お見舞いして頂いたのに
あいにく、本人が亡くなったという場合も
「御見舞御礼」という表書きを使うのだそうです。
のしに、快気祝いと書かれていないと
逆に、心配をかけてしまうかもしれません。
誤解を避けるために
のしには、『祝』という文字をいれるべきですね。
この『祝』の文字は、自分を祝うのではなく、
怪我や病気が治ったことを祝う。
そう解釈すると、わかりやすいですね。
横道に逸れましたが、のしの書き方へ戻ります。
のしの書き方と言っていますが、
正式には、のし紙の書き方ですね。
のしをつける?
熨斗(のし)は
のし紙の右上にあるコレのことです。
快気祝いは慶事になりますので、のしをつけます。
のし紙の表書き 熨斗上の文字
全快した場合は、「快気之内祝」や「快気祝」
全快はしていない場合は、「退院之内祝」
四=死
「快気内祝」は四文字になり、縁起が悪いので
特に関西では、避けられるようです。
気にする方もいるかもしれません。
3文字か5文字を選んだほうが、よさそうです。
名入れ 熨斗下の書き方
名入れに関しては、フルネームが正式です。
この場合は、家族ではなく、退院した本人の
氏名になります。
しかし、姓だけいれても、失礼にはあたりません。
どちらでも大丈夫です。
会社名や肩書きを入れたい場合は、姓名の前に
小さな文字で書くとよいでしょう。
水引
水引は紅白の「結び切り」にするのが通例です。
病気や怪我なのに、紅白?
ちょっと、違和感がある人もいるかもしれません。
結婚祝いなどで使われる『結び切り』ですが、
一度切りで、二度と繰り返さない。
そんな意味があります。
あくまでも、病気や怪我が治ったのは
おめでたいことです。
慶事の紅白は、そんな意味が込められています。
ひとつ、例を作ってみました。
こんな形になります。
快気祝いのタイミング
退院したら、なるべく早いタイミングで
渡すのがマナーです。
できれば、10日〜2週間以内に
届くように手配しましょう。
デパートや通販などで、快気祝いに贈る品物を
たくさん見かけます。
「病気が後に残らないように」
そんな意味を込めて、あとに残らない、
消耗品を選ぶのが一般的です。
代表として、食べてなくなる、お菓子やお茶などの食品。
「病を水に流す」そんなイメージで、
洗剤、石けん、タオルなども、人気があるそうです。
品物の金額の目安ですが、お見舞いでいただいた金額の
1/3〜1/2くらいで、考えてください。
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