うなぎのカロリー!やっぱり高い?コレステロールは?

夏バテで弱ったときの
お助けアイテム、うなぎ

土用の丑の日には、必ずうなぎを食べる。

そんなヒトも多いはず。

体力増強、元気モリモリになりそうなうなぎです。
はたして、うなぎのカロリーはどうなんでしょう?

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イメージとしては、相当カロリーが高そう!

そんなわけで、うなぎのカロリーや
どうしてうなぎを食べると元気になるのか?

そこのところを、追求してみることにしました。
そうそう、コレステロールも気になりますよね。

もちろん、それも調べてみました。

うなぎのカロリー

うなぎのカロリーは100gでみると、

蒲焼き:293kcal
白焼き:331kcal

スーパーで売っている、うなぎの蒲焼き1枚
(1匹?)で、だいたい、160g〜200gくらいです。

なので、蒲焼きを丸々ひとりで食べると、

468kcal 〜 586kcal くらいです。

あっ、忘れないでくださいね。
これは、うなぎだけのカロリーです。

1枚で、4切れくらいに、普通は切り分けます。

よほどの食いしん坊でないかぎり、
1枚をふたりで食べるくらいが標準なはず。

うな丼

ごはん+うなぎ2切れのうな丼で
だいたい700kcalになります。

ちなみに、どうして、白焼きのほうが少し
カロリーが高いのか?

理由は、その焼き方にありました。

白焼きは焼きが1回です。

蒲焼きは、タレをつけて2回焼くので、
焼く間に、余分な脂が落ちるというわけです。

とんかつ1枚を載せて、卵でとじた
カツ丼のカロリーは、930kcalくらいです。

松屋のカルビ焼肉定食が、943kcal
カルビを2倍にしてW定食にすると、1403kcal

吉野家の牛丼、並盛で、669kcal
大盛で、929kcal

標準サイズの、うなぎ2切れのうな丼と
吉野家の並盛りの牛丼がだいたい同じくらいの
カロリーと思ってよさそうです。

でも、こうして並べると、
うな丼のほうが、カツ丼や焼き肉定食よりも
カロリーは低いですね。

ちなみに、はなまるのきつねうどんが、433kcalです。
もちろん、うな丼に比べるとカロリーはかなり低いですよね。

でもどうでしょうか?

正直、きつねうどんって、食べてすぐにお腹が減りませんか?
うな丼を食べたほうが、満足感があるうえに、腹持ちもいいですよね。

きつねうどん食べて、お腹が減って、おやつなどを間食するくらいならば、
どーんと、うなぎを食べて満腹になり、おやつを食べない。

そうすると、同じくらいのカロリーになりそうな気が、、、(笑)

どうでしょうかね?

うなぎの健康効果

うなぎが夏バテによいのは、カロリーが高いからではありません。

カロリーがあって、パワーがつきそうならば
焼き肉でも、トンカツでもいいはず。

でも、昔っから、体が弱ったり、夏バテのときに
うなぎがいいのは、他の理由があるのです。

それは、うなぎの豊富な栄養バランスです。

ざっと、栄養分を並べてみました。

  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB12
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • 亜鉛
  • リン
  • ナイアシン
  • カルシウム
  • パントテン酸
  • DHA(ドコサヘキサエン酸)
  • EPA(エイコサペンタエン酸)

どうでしょうか?
ビタミンやミネラルが豊富なのが一目瞭然ですよね。

しかも、その含有量の多さときたら、、
例えば、80gのうなぎの蒲焼きを食べたとします。

それで、30代女性に必要な
ビタミンDの300%、ビタミンAの200%
も取れてしまうのです。

80gのうなぎなんて、2切れくらい。
女性でも、ペロリと食べられる量ですよね。

そんなにたくさん食べなくても、
ビタミンが簡単にとれることがわかりますよね。

それぞれの栄養素がどんな働きをするのか?
せっかくなので、簡単に紹介しますね。

白衣の看護師さん

ビタミンA

皮膚や粘膜のうるおいを保つ。
風邪予防に効果あり。
細菌感染から体を守る。

ビタミンB郡、ナイアシン、パントテン酸

ビタミンBは、体調を整える働きがあります。
ビタミンB1が不足すると、立ちくらみや貧血、疲労を感じます。

ビタミンB2は、エネルギーの生成に不可欠なビタミン。
肉体を酷使するヒトには特に必要です。

ビタミンB12は貧血を予防します。
不足するとめまい、立ちくらみ、だるさを感じます。

神経にも関わるビタミン要素で、
不足すると鬱な気持ちやイライラすることも。

ナイアシンは、別名ビタミンB3です。
たんぱく質の代謝に必要なビタミンで、
不足すると、皮膚炎、口内炎、神経の炎症を引き起こします。

アルコールの分解のときにも必要で、
お酒をたくさん飲むヒトにはマストなビタミンBです。

パントテン酸もビタミンBの仲間。

抗ストレスビタミンといわれ、
ストレスの多いひとは消費が激しいビタミンです。

ストレスに対抗するホルモンを作るときに必要になってきます。

ビタミンD、カルシウム、リン、亜鉛

ビタミンDは、骨を丈夫にするので有名ですよね。

成長期には欠かせないビタミン。
そんな認識のヒトが多いかと思いますが、
じつは、それだけではないのです。

じつは、ビタミンDには、風邪やインフルエンザなどの
感染症を防ぐ役割が最近になって、注目されています。

そして、ビタミンDは、
カルシウムやリンなどのミネラルの吸収をよくしてくれます。

そこに亜鉛がプラスされると、カルシウムの吸収が
さらによくなり、骨粗しょう症の予防になります。

亜鉛は男性ホルモンの代謝に不可欠といわれ、
中年以降の男性は、積極的にとったほうがよさそう。

これらが、すべてうなぎだけで
摂れるところが、ポイント高しです。

ビタミンE

別名、若返りのビタミン。
細胞の酸化を防ぐ、抗酸化作用が強くあります。

肌の老化をストップさせたり、エネルギッシュな
毎日を送れます。

DHA、EPA

これらは、聞き慣れないかもしれません。
2つとも、脂肪酸になります。

脂肪 = 太る

そんなイヤなイメージの脂肪ですが、
炭水化物、たんぱく質とともに、
体に必要な、三大栄養素のひとつです。

そのなかでも脂肪は、最も効率のよいエネルギー源なのです。

わたしたちが、元気に活動するためには
ある程度の脂肪は必要なのです。

そして、脂肪酸のなかでも、
DHA、EPAは、不飽和脂肪酸に分類されます。

この不飽和脂肪酸は、体によい脂肪として
最近、注目をあびています。

具体的には、DHAは、血液をサラサラにして
EPAは、動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞を
防ぐそうですよ。

さらっと書くつもりが長くなりました。

つまり、うなぎに含まれる栄養素は、
複合的に働いて、下記のような夏バテの症状に
効果があると言ってよさそうです。

チェックマーク赤全身の疲労感
チェックマーク赤イライラする
チェックマーク赤体がだるい
チェックマーク赤無気力になる
チェックマーク赤立ちくらみ
チェックマーク赤頭痛
チェックマーク赤めまい

ビタミンAやビタミンDのおかげで、
夏風邪の防止にも、うなぎはよさそうです。

うなぎのコレステロールは?

気になるうなぎのコレステロールです。
最初に、ずばり結論から言いますね。

うなぎのコレステロールは高い!

80gのうなぎの蒲焼きには、
コレステロールの1日の上限の1/3が
含まれます。

つまり、240gのうなぎを食べると、
それだけで、普通のひとに必要な
コレステロールを100%摂取することになるわけです。

コレステロールを控えているヒトにとって
かなり厳しい数字ですね。

しかし、近年コレステロールに関しては
いろいろな説がでています。

前の章にも書きましたが、うなぎの脂肪には
不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。

不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを抑制
する働きがあることがわかってきました。

そのなかでも、EPAは、コレステロールや
中性脂肪を押さえると言われています。

なので、牛肉や豚肉、鶏肉などの
肉類に比べて、健康的だという意見が
圧倒的に多いのです。

こればかりは、白黒ハッキリつけるのは
難しいようです。

私としては、卵や肉類などに
含まれるコレステロールより
はるかにヘルシーな気がします。

かといって、量を食べ過ぎては
コレステロールの過剰摂取になってよくない。

そんな結論ですかね。

値段を考えると、いつも、
いつも、うなぎを食べるわけにはいきません。

そんなわけで、量の食べ過ぎは私には関係ないような(笑)
自分より先に、お財布が夏バテしてしまいそうです。

うなぎが、体が弱ったときにぴったりの食材というのは、
カロリーが高いからではなく、含まれる栄養素が豊富だから。

それが、今回はっきりしました。

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