スーパーフードとは?キヌアやチアシードだけじゃない!
スーパーフードって聞いたことありますか?
じつは、キヌアやチアシードは
スーパーフードのなかのひとつです。
それで知ったひとも多いのでは?
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なんとなく、健康によいイメージの
スーパーフードです。
でも、きちんと説明して!と聞かれると、
しどろもどろ、、、
本当は何なのか?ちょっと気になります。
なんとなく知っているつもりの
スーパーフードについて、きちんと調べてみました。
スーパーフードの定義は?
スーパーを英訳すると、『超』の意味があります。
スーパーマンは超人的な人間なので、スーパーマンなのですね。
それと同じように、スーパーフードは普通の食べ物を
超えた食品という意味になるはずです。
とはいえ、それでは、あまりにも曖昧すぎますよね。
きちんとした定義を、まずは探ってみました。
探って見ると、特定の食品を定義したものではなく、
人によって、異なる食品をあげる場合も少なくないようです。
スーパーフードという言葉が使われはじめたのは
1980年ころのアメリカからです。
アメリカの医師スティーブン・プラット氏によると、
「健康によい栄養分を豊富に含みながら、
多くは低カロリーである食品」と定義しています。
具体的には、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、
酵素、抗酸化作用が強い物質、良質の油脂、
必須アミノ酸、必須脂肪酸などが豊富に含まれた
食べ物のことを指します。
人工的なものではなく、自然由来の食品というところも
スーパーフードの大きなポイントです。
そして、スーパーフードの創始者といわれる
ディビッド・ウルフ氏によると、
- 単体で12種類以上の有効栄養成分を含む食品
- 低カロリー
- 食品とメディカルハーブの両方の要素があること
この3つを、スーパーフードの条件にしています。
ディヴィッド・ウルフ氏の定義では、
キヌアは含まれないようです。
やはり、人により、定義は若干異なるのは
間違いないようです。
キヌアやチアーシードはどこがスーパーフードなの?
スーパーフードの代表格であるキヌアとチアシードを
例にとって、実際にどんなところが、スーパー(超)なのか?
どんな栄養が含まれていて、スーパーフードなのか?
具体的にみていくことにします。
キヌア
キヌアは穀物に似た植物です。
出身地はペルーやコロンビアなどの南米です。
アンデス山脈地方で昔から栽培されていました。
そんなキヌアはお米のかわりに、
ピラフ風に炊き込んで食べることができます。
お米の代わりではなく、茹でてサラダにしたり
スープに入れたり、お菓子の材料にすることもできて
応用範囲がひろいスーパーフードと言えそうです。
そんなキヌアがスーパーフードと呼ばれる理由は
高タンパク、低GI値があげられます。
おまけに、糖質の含有量が低いのが嬉しい!
炭水化物を減らして、ダイエットしたい人にはぴったりの食材です。
ちなみに、栄養価を普通の精白米と比べてみました。
たんぱく質:2倍
食物繊維:14倍
カルシウム:9倍
鉄分:5.7倍
どうでしょうか?
そのスーパーフードぶりが、これでわかるはずです。
チアシード
チアシードは、ミントの1種です。
アステカ族やマヤ族に古くから元気のでる
食べ物として、好まれてきました。
チアとは元気の意味があります。
1ミリほどの、小さな粒はゴマに似ています。
スーパーフードと言われるは、良質なオメガ3の
脂質を豊富に含んでいるからです。
オメガ3は、αリノレン酸で、体を上手く
機能させるために活躍します。
良質な油は代謝を促進する働きがあり、健康はもちろんのこと
ダイエットのときも体脂肪を落とすのを手伝ってくれます。
そして、チアシードのユニークな特徴は
水に浸すと膨らみ、ゼリー状になることです。
なんと14倍の水分を吸収するのです。
ゼリー状の正体は、グルコマンナンという食物繊維です。
こんにゃくダイエットをした女性は
おなじみですよね。グルコマンナン!
それと同じものなのです。
おかげで、少量でも満腹感が得られます。
食欲が抑えられて、便秘解消にも活躍する食べ物です。
ちなみに、チアシード大さじ1杯で、レタス300gと
同量の食物繊維がとれるそうですよ。
気軽に取りいれる方法としては、
ヨーグルトや飲み物に混ぜるたり、
サラダのトッピングにする食べ方があります。
食物繊維が豊富なのに、良質な油分が摂取できる。
それが、チアシードと言えそうです。
スーパーフードの種類は?
スーパーフードに関しては、人により
定義が若干違い、必ずしも同じものとは
限りません。
例えば、この書籍で取り上げられている
スーパーフードの種類をみてみました。
- クコの実(ゴジベリー)
- カカオ
- マカ
- 蜂関連食品
- スピルリナ
- AFAブルーグリーンアルジー
- マリンフィトプランクトン
- アロエベラ
- ヘンプシード
- ココナッツ
- アサイー
- カムカムベリー
- クロレラ
- インカベリー
- ケルプ
- ノニ
- ヤーコン
うーん、どうでしょうか?
アメリカ人の書かれている本のせいか、
日本ですぐ手に入る食品は少ない気がします。
じつは、納豆、味噌、甘酒なども
アメリカでは、スーパーフードと認知されているようです。
日本の古来から愛されている食品も
じつは、スーパーフードの仲間なのですね。
スーパーフードはどうして健康によいの?
どうして、スーパーフードが注目されているのでしょうか?
もちろん、最近の食生活がヘルシー志向に向かっている。
それも大きな理由ですが、私としては、
もうひとつの理由があると睨んでいます。
それは、現代の食事は、『実は栄養不足』
ということです。
『エネルギーは過剰に摂取している』
なのに
『ビタミンやミネラルなどの栄養不足になっている』
こんな現代人が増えたからではないでしょうか?
気軽にファストフードやコンビニなどで
無頓着な食生活をしていると、栄養に偏りがでます。
カロリーは充分に摂取できていますが、
体に必要な栄養素が不足してしまう。
知らず知らずのうちに、ミネラルやビタミン不足に
なっているかもしれません。
スーパーフードをみてみると、
低カロリーだけれど、栄養価に富み
自然由来の食べ物です。
高カロリーだけれど、ミネラルなどがなく
添加物など人工的なものが加えられている。
そんな食品と真逆の食べ物であるのは明らかです。
そんな理由でスーパーフードは注目されるのでは?
そんな気がします。
実は、栄養不足になっている体が自然にスーパーフードを
求めているのかもしれませんね。
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