ココナッツオイルで認知症が改善!本当?どうして?

ココナッツオイルで、認知症が改善される。

そんなことを、テレビで言っていたけれど、
本当のところは、どうなの?

気になったので、どうしてなのか?
調べてみることにしました。

フムフム、なるほど!

調べていくと、効果がないケースが
あることも、わかりました。

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認知症のタイプでココナッツオイル効果が変わる?

みなさんが、気になるポイント。
本当に、認知症にココナッツオイルが効果があるのか?

じつは、認知症のタイプで
この答えが、変わってくることが、わかりました。

認知症と、ひとことで言っても、
大きく、4つのタイプにわけられます。

  • アルツハイマー型
  • 血管性障害を伴うアルツハイマー型
  • 血管性認知症
  • レビー小体型認知症

これらのタイプのなかで、ココナッツオイルにより
改善できるのは、どの認知症だと思いますか?

ココナッツ

答えは、アルツハイマー型の認知症です。

アルツハイマー病は、いまだに原因が解明されず、
有効な治療薬がないのが現状です。

しかし、認知症のなかでは、最も占める割合が多く、
血管性障害を伴うアルツハイマー型もいれると、
患者さんの、約80%が、アルツハイマー型です。

このタイプの認知症の改善に、ココナッツオイルが
役立つことがわかってきたのです。

アルツハイマーにココナッツオイルが効くのはなぜ?

アルツハイマーは、なんらかの理由で、脳の中に
『アミロイドβ(ベータ)タンパク』という
タンパク質が蓄積してしまう。

その結果、神経細胞が変性してしまい
脳が萎縮してしまう病気です。

神経細胞は、ふつうは、グルコース(ブドウ糖)を
エネルギー源としています。

しかし、アルツハイマーで神経細胞が変性してしまうと
このエネルギーが使えなくなります。

神経細胞が、慢性エネルギー不足の状態になってしまうのです。

アルツハイマーの代表的な症状

  • 記憶障害
  • 判断力の低下
  • 失語(しつご)
  • 徘徊(はいかい)
  • 暴言

これらの症状は、脳のなかの神経細胞の
障害により、引き起こされていると言われます。

神経細胞のエネルギー不足を
解消することができたら、、、

障害も少なくなるのでは?
そう思うのは、自然な考えですよね。

ケトン体は神経細胞のエネルギー源になるの?

素人の私が、そう思うくらいです。

グルコースのかわりに、
脳のエネルギー不足を解消する
物質が何かないのか?

そこに目をつけたアルツハイマーの治療薬が、
アメリカで、すでに、開発されていました。

そこで、脚光をあびたのが、
中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)です。

中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)は
飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)のひとつです。

飽和脂肪酸は、肥満や動脈硬化の原因となり、
どちらかというと、悪い油の印象が、長年ありました。

しかし、中鎖脂肪酸は、飽和脂肪酸のなかでは
非常に善玉であることがあきらかになっています。

中鎖脂肪酸が多く含まれる食品は、
牛乳、母乳、パームオイル、
そして、ココナッツオイルです。

これらの食品に含まれる中鎖脂肪酸が、
肝臓で、分解されてできるのが、ケトン体です。

これが、神経細胞のエネルギーとなることが
わかってきました。

グルコースのかわりに、ケトン体が
脳のエネルギー源になる。

ケトン体が、認知障害を改善できるのでは?

そんな期待がもたれています。

そんなケトン体を、薬ではなく、
食品として摂取できる。
それが、ココナッツオイルだったのです。

ココナッツオイルに含まれる脂肪酸の
多くが、中鎖脂肪酸です。

約60%と言われています。

ココナッツオイルが実際に効果があったケース

理論は、わかりましたが、ココナッツオイルが
実際に、効果があるのでしょうか?

アメリカの例がみつかりました。

アメリカ人のニューポート医師が
若年性アルツハイマーを発症した夫に
ココナッツオイルを食べさせました。

その結果として、目に見えるスコアの改善や
会話能力の向上などが、報告されています。

前日受けた認知症レベルを調べる「認知機能検査(MMSE)」
のスコアは14(30点満点)でしたが、
ココナッツオイルをとった4時間後の検査では
18に上昇していました。

ー引用ーココナッツオイルでボケずに健康 アルツハイマーの改善&予防に!(主婦の友生活シリーズ)

私が驚いたのは、その即効性です!

じつは、中鎖脂肪酸の特徴として、
肝臓で分解されて、ケトン体となり、
素早くエネルギーとなるのです。

このあとも、ニューポート医師は
ココナッツオイルを、夫に食べさせ続けているそうです。

ココナッツオイルの効果がでない場合もある

人によると、ココナッツオイルをとりはじめた
その日から、目に見えた改善が見られるそうです。

しかし、そのペースはひとさまざま。

残念ながら、ココナッツオイルを
摂取しても、認知症が進んでしまう場合もあります。

物忘れする老人

原因としては、いくつかあります。

まず、ひとつめが、
すでに、神経細胞が死滅してしまっている。
そんなケースです。

ApoE4+ という遺伝子をもつ場合。

そんな患者さんは、神経細胞が変性しているのではなく
死滅している場合が多いのです。

若年性アルツハイマーを発症するひとの
多くが、この遺伝子をもっているそうです。

しかし、ニューポート医師のだんなさまは、
この遺伝子をもっていたそうですが、
ココナッツオイルの効果があらわれました。

そんな理由で、彼女は、あきらめないで、
ココナッツオイルの食事療法を
試してみることを、強くすすめています。

そして、2番目のケースは、、、

ケトン体をつくりだせない人です。

肝臓で、中鎖脂肪酸をケトン体に
分解できないひとです。

これは、血中のケトン体レベルを
採血により、調べてもらうことができます。

そういう理由で、
残念ながら、すべての人に効果があるとは言えません。

ちなみに、認知症でない、いまは健康な人も
神経細胞の変性は、20年くらいかけて、進行するそうです。

それが、はじまるのが、50才くらいからです。

少しづつ、変性のはじまる、神経細胞。

脳のエネルギー不足を予防するために、
ココナッツオイルをとるのもオススメです。

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