ヨーグルトの食べ過ぎで白内障!ウソだった?数字に注目!

ヨーグルトを食べ過ぎると白内障になる
と聞いたのだけど。

本当なの?

ヘルシーで健康によいと信じていた
食べ物だけに、ショックです。

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どうして?

自分で調べてみると、
『ヨーグルトの食べ過ぎで白内障になる』
これは、ちょっと眉唾なのでは?

そんな気がしてきました。
いろいろ調べたので、それをシェアしたいと思います。

白内障とは?どんな病気なの

白内障とは目の病気。

それは知っていますが、実際どんな病気なのか?
詳しくは知らない人も多いのでは。

まずは、白内障についてです。

どんな症状が起こるのでしょうか?

  • 視界がぼんやりかすむ
  • 視力が低下する
  • 光が眩しい
  • 部屋の明るさなどでものの見方が変わってしまう

こんな症状が目におきます。

これは、目のなかにある水晶体という
組織の病気
です。

水晶体は、もともと透明です。
目の中でカメラのレンズのような役割をして
ピントを合わせる働きをする部分です。

それが、白く濁ってしまい、
視力に影響を及ぼすのです。

女性の目元

白内障の原因はいろいろありますが、
最も多いのが、加齢によるもの。

目が老化することにより引き起こされる。

これが多いそうです。

ちなみに、うちの父も年をとって、
白内障になってしまい、手術を受けました。

ちなみに、手術後はものがハッキリ見えるようになった。
『怖がらずに、もっと早めに手術しておけばよかった。』
と感想を述べていました。

ヨーグルトと白内障の関係

ヨーグルトの原料は牛乳です。

ヨーグルトは加工の段階で、乳糖が
グルコースとガラクトースに分解されます。

グルコースはぶどう糖のことです。

これは、このまま体内で栄養源になります。

しかし、ガラクトースをエネルギーに変えるためには
ガラクトキナーゼという酵素が必要なのです。

しかし、このガラクトキナーゼという酵素を
持っていない場合が問題になります。

ガラクトースがそのまま体内に残ってしまうのです。

血液中のガラクトースの濃度が上昇すると
いろいろな病気を引き起こすのです。

肝硬変、腎不全、敗血症、髄膜炎

そして、白内障です。

生まれつき、この酵素を持たない人がいます。
これを『ガラクトキナーゼ欠損症』というそうです。

これは非常にまれな、先天的な遺伝的疾患だそうです。

ほとんどのひとがガラクトキナーゼを持っています。

カン違いが多いのが、、、

牛乳などに弱い。お腹がゴロゴロする。
いわゆる、乳糖不耐症です。

これは、乳糖を分解する酵素である
ラクターゼが少ない場合に起こるもの。

まったくの別物です。

赤ちゃんのときは、乳糖を分解できたのに
大人になるにつれて、ラクターゼが減少して
乳糖に対する耐性が弱くなるのです。

『乳糖不耐症』は、もともと、乳製品を歴史的に
たくさん食べてこなかった日本人には多いのです。

日本人は乳製品を消化する酵素が少ない。

そんなひとが多いのは間違いなさそうです。

ヨーグルトの食べ過ぎで白内障になるの?

しかし、1970年代に行った実験で
ラットにヨーグルトを与えたら、実際に
白内障になったという報告があります。

しかも発表されているのは、アメリカの『サイエンス』
という権威ある科学雑誌です。

どう考えても信憑性は高いです。

しか〜し

ここで注目すべき1点が!

ラットに与えられていたヨーグルトの量です。

ヨーグルト1箱

なんと、体重の1/3の量というのです。

単純に換算すると、体重60kgのひとだと
20kgのヨーグルトです。

ヨーグルト1箱450gとしたら、
45箱くらいになります。

それは、明らかに食べ過ぎ!

ギャル曽根でも無理な量では???

やはり、実験の結果を、そのまま
日常生活に反映させるのは、無理があるのでは?

そんな気がします。

1日にヨーグルト45箱食べたら、白内障になる!

そちらのほうが事実に近いですね。

それでも気になる人は、、、

ヨーグルトだけではなく、チーズにも
ガラクトースは含まれています。

ガラクトースが過剰に体内に残ることにより
白内障が引き起こされるのです。

心配な人は、ヨーグルトだけではなく
乳製品全般の摂取量を気にするべきでは?

私としては、日本人の場合は乳糖不耐症が多いので

どちらかというと

ヨーグルトの食べ過ぎで下痢になる!

こちらの割合が絶対に多いと思うのですが?
どうでしょう。

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6 Responses to “ヨーグルトの食べ過ぎで白内障!ウソだった?数字に注目!”

  1. がんかい より:

    実際に乳製品摂取と白内障発症との関連性は大きな問題になっていると思うのですが。
    日本人とは異なり、ラットは成体でもガラクトキナーゼが機能しているので、単純に体重の換算ができないのでは?
    あと、摂取量だけでなく、摂取期間も考慮しなくてはいけないと思います。ラットの場合は短期間で誘導されたように記憶していますので、例えば、ヒトが1日450gのヨーグルトをラットに与えた45倍の時間をかけて摂取した場合のデータを示さなくては、ヒトとラットとの比較はできないように思います。

    • さやか より:

      がんかいさん

      貴重なコメントありがとうございます。
      確かに摂取量だけではなく、期間も考慮すべきなのは確かですよね。

      この記事は『ヨーグルトを食べると白内障になる』となんとなく世間に
      流布しているので、具体的に突っ込んで、自分なりの解釈で書いてみました。

      ガラクトナーゼの機能に関しては、遺伝子が占める割合が多いと理解しています。
      確か、これは新生児のときのチェック項目に入っていたように思うのですが、、、

      本当に欠落しているひとは、ヨーグルトは一切食べられないはずです。

      ヨーグルトと白内障の発症が具体的な数字(時期、量など)として関連しているならば
      国、あるいは製造会社がなんらかの摂取の施策や制限をだしても
      おかしくはないと思うのですが、私が知る限り、いまのところないはずです。

      ヨーグルトを食べると白内障になるよ!と噂で聞いて、
      ヨーグルトを少しでも食べるとよくない。白内障になってしまう。

      そう単純に思ってしまったひとへのメッセージとして読んでもらえれば幸いです。

  2. kenji k. より:

     ヨーグルト多く食べてる若い人の白内障多発の中でもアトピー患者の白内障が問題になっていますね。数週間程度で失明するなど進行が非常に速いと。自分もアレルギー体質だがアレルギーの人はせっせと腸にいいからとヨーグルトとる人も多いです。学校などでの牛乳(異種蛋白)でアレルギーになってそれと同じ成分のヨーグルトでまた被害にあう構図はかわいそすぎる。

    • さやか より:

      kenji k.さま

      えー、そうなんですか?そんなことが問題になっているとは知りませんでした。
      もし、本当に数週間など短期での進行があるならば、さらに重大な問題ですよね。

      本当にかわいそうです。

      ヨーグルトと白内障の因果関係については人体においての
      エビデンスレベルでの研究を早急に確実にされることを望みます。

      確かに腸に良いと言うことでヨーグルトを健康食として食べる人は
      アレルギー体質以外の人でも多いはず。

      できたら、食品会社などではなく、第三者的な研究機関で公平な調査が進むといいですよね。

  3. wk より:

    乳製品と 白内障も関係については 昨日読んでびっくり仰天した。スイスなどの牧畜が盛んな白人と日本人では 全然違うのは事実ですね。日本人成人はガラクトキナーゼも少ないと考えられる。まあ大体が ミルクは赤ちゃんが飲むもので、大人は飲まないのが普通の動物ですね。
    牛の成牛は ミルクは飲まない。 大人の牛はミルクより酒のほうが好き(これは 嘘)これは 人間の話。
    50年前には 若年性白内障など聞いたこともない。
    やっぱりガラクトースが蓄積するんじゃないかな。
    ある眼科医は完全にそお言う説を取っていますよ。
    後今のメス牛はいつも妊娠状態にしてミルクをたくさん出せるように メス牛ホルモンを与えられているらしい。これが牛乳に含まれているらしい。
    昔はミルクは 
    メス牛が妊娠した時だけ 、子牛から 横取りできた
    ものですね。私などは 大体牛乳で腹を壊しやすいので牛乳は飲まなかった。少し劣等感を持っていたが。
    牛乳は飲めないのが ふつうの人間の成人であるという説も20年ほど前に読んで喜んだものです。おかげで 67歳ですが 白内障などみじんもないですね。まあ糖尿病もないですけど。
    乳製品礼賛の世相を変えるべき時が来ているようですね。考えたら スイスなどは海の魚は食べられない国ですよね。日本人はアルコール脱水素酵素を持っている人も半分しかいない。ある意味良いことです。白人 黒人はほぼ全員がアルチュウ予備群ですからね。
    牛乳など飲まなくても最近は豆乳を飲んでいます。
    こっちの方が よっぽど体に良いですね。
    LG21の取りすぎも体に悪いとは 、世の中びっくりすることばかりです。要は血液が過剰に栄養状態というのがやっぱり悪いわけです。飽食の時代の病気は 、栄養失調の時代とは 全く正反対という事ですね。

       

    • さやか より:

      コメントありがとうございます。

      まさに、飽食の時代の病気は栄養失調の時代とは全く正反対というご意見に私も賛成です。

      栄養の摂れない時代でしたら、牛乳の存在は大きかったかもしれませんが、
      今の時代でしたら、牛乳以外でたんぱく質、カルシウムなどの栄養素も十分にとれるはずです。

      しかも、昔に比べてアレルギーを持つ子供もはるかに多いですし、
      むしろマイナスの方が大きくなっているような、、、

      昔、給食で必ず牛乳を飲まないといけないというのが
      私の中では少しトラウマになりそうです。

      体質に合う食べ物や必要な栄養は人それぞれ違うはずです。
      それをみんな同じに揃える時代は終わりに近いのかもしれません。

      遺伝子検査が普通になる未来にはオーダーメイドでその人の生まれつき持つ
      体質を考えて、栄養や食事をとるようになるかもしれませんね。

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