水の賞味期限!ペットボトルのが切れたらどうなる?

先日、だんなと大げんか!

ペットボトルの水がくさるかどうか?
ことの発端は、ここからです。

だんなは、水は腐らない!の一点張りです。

でも、私の記憶では、ペットボトルの水には
消費期限が記載されていたような?

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なので、私の主張としては
期限が過ぎたら、飲めないはず!

はてさて、どちらが正しいのか?

震災対策のために、水を備蓄している
家庭も多いはずです。

  • 水はそもそも腐るものなの?
  • ペットボトルの水の賞味期限はどれくらい?
  • 賞味期限が切れるとどうなるの?
  • ペットボトルの水を保管する場合の注意点

こんなポイントが気になりませんか?
これらを、きっちり調べて、ケンカに勝ちたいと思います。

水は腐る?腐るとどうなるの?

まずは、水は腐るのか?
そこからスタートです。

結論から発表したいと思います。

水は腐らない

がーん!!!ダンナの言う通り、
水自体は腐らないのです。

科学的に、水は絶対に腐らないそうです。

えー!!!

じゃあ、ペットボトルの消費期限は
どうしてあるの?

もうちょっと、突っ込んで調べてみました。

水を飲む女性

水自体は腐らない。

これは、紛れもない事実です。

しかし、

何らかのきっかけで菌が繁殖した。
水中の不純物が酸化してしまった。

この2つの理由で、腐ってしまうのだそうです。

結論としては、水は菌や不純物に触れない状態で、
純粋なH2Oであれば、腐ることはないのです。

でも、ペットボトルを開封したら、なかの水は
当然ながら、外気に触れてしまいます。

すると、そこから腐敗が始まってしまうのです。

例えば、直接ペットボトルに口をつけて飲むと
唾液などから、あっという間に、細菌が拡がるのです。

開封したペットボトルを、常温で保管していたら
1日で飲みきるべきです。

冷蔵庫などで保管しても、せいぜい2〜3日というところです。

腐らないはずの水ですが、菌にふれたり、不純物が混じると
あっというまに、ダメになるのは間違いようです。

ちなみに水が腐るとどうなるのでしょうか?

菌が繁殖して、白いおりができたり、
臭いが発生したりします。

これらは、水そのものが原因ではなく、
菌や不純物などの有機物から発生するのです。

放置した水を飲む時は、水のなかに
変なものが混じっていないか?
変なにおいがしないか?気をつけてくださいね。

ペットボトルの賞味期限は?

メーカーによるペットボトルの賞味期限は
2年が基準
のところが多いようです。

念のため言っておきますが、未開封の状態でです。

しかし、ペットボトルと言っても大きさは色々。

あるメーカーさんはペットボトルの
サイズで、賞味期限を変えていました。

具体的には、
550mlの小さいサイズは、1年
2リットルの大きなサイズは、2年

ペットボトルの水

いずれも、ボトリングされた日からの期限になります。

水自体は腐らないはずです。

それにも関わらず、賞味期限が設けてあるのは
外からの影響を考えてとのことです。

サイズによって、賞味期限が違うのは、
小さい方が、外からの影響が、より大きいからだそうです。

ペットボトルには、わずかな気体透過性があります。
そのため、外の空気の影響を受けてしまうのです。

蛇足ですが、賞味期限と消費期限はちがいます。

私は、最初のところで、消費期限と書いてしまいましたが、
ペットボトルの水にあるのは、賞味期限のほうです。

勘違いしていたようです。

農林水産省のHPに、2つの違いが
わかりやすく書いてありました。

消費期限と賞味期限の違いは?

「消費期限」と「賞味期限」は食品によって
使いわけられています。
それぞれの意味を紹介します。

消費期限って?

お弁当や洋生菓子など長くは
保存がきかない食品に表示してあります。

開封していない状態で、表示されている
保存方法に従って保存したときに、
食べても安全な期限を示しています。
消費期限内に食べるようにしましょう。

賞味期限って?

ハム・ソーセージやスナック菓子、
缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。

開封していない状態で、表示されている
保存方法に従って保存したときに、
おいしく食べられる期限を示しています。

賞味期限内においしく食べましょう。
ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。

農林水産省のHP

ペットボトルの場合は、後者の賞味期限です。

賞味期限の場合は、賞味期限を過ぎても
食べられなくなるとは限りません。

『おいしく食べられる期限』そう書いてあります。

ここに注目です。

賞味期限が切れるとどうなるのか?

ペットボトルの水にあるのは、
あくまでも、賞味期限です。

これが、過ぎるとどうなるのでしょうか?

メーカーは
『あくまでも、味が変わらず、おいしく飲める』
それを基準に、賞味期限を決めています。

賞味期限は、腐る基準というより、
どちらかというと『水のおいしさの目安』なのです。

メーカーの立場にたつと、
衛生的には問題ないけれども、
臭いが強いものが周りにあったりすると
ペットボトルの容器を通じて、
移り香がでる可能性がある。

水の風味の部分を問題にしているのです。

なので、賞味期限を過ぎたからと言って
すぐに腐ったり、飲めなくなったりするわけではない。

そんな結論がでました。

しかし、そうは言っても、
美味しい水をいつも飲みたい!
変な香りがついたミネラルウォーターはイヤ!

そんなひとは、私だけではないはずですよね。

せっかく、お金を払って、買った水です。

美味しく頂くためには、賞味期限を守った方が
いいのは明らかです。

地震に備えて備蓄している水も、食料とともに
ときどき、賞味期限を確認して、
入れ替えたしたほうがよさそうです。

ペットボトルの水を保管する場合の注意点

ペットボトルに入ったミネラルウォーターに
関して、いろいろ調べると、さらに興味深いことがわかりました。

ペットボトルの賞味期限よりも、
もしかしたら、こちらの方に気をつけるべき?
そんなポイントです。

健康に関わるかもしれない重要なことです。

妊娠中のお母さんには、特に知ってほしいので、
シェアしたいと思います。

備蓄や予備のペットボトル、どこで保管していますか?

フロリダ大学の食品農業科学研究所(UF/IFAS)の実験です。

研究チームは、それぞれ、気温3℃、25℃、70℃の
環境にペットボトル飲料をおいて、
ビスフェノールA、アンチモンという化学物質の
レベルをチェックしました。

すると、温度が高いほど、これらの化学物質が
高レベルに放出されることが確認されたのです。

これらは、有害物質は、具体的には
ホルモン異常をきたし、肺や心臓、胃腸疾患、
さらに妊娠初期には胎児異常の原因
にも
なりかねないと言われています。

ちなみに、ビスフェノールAに関しては、2015年現在、
厚生労働省は、ヒトに毒性が現れないと考えられた量を基に、
ポリカーボネート製容器等について、規格を設けています。

しかし、禁止とはされていません。
グレーな存在のようです。

しかし、外国の動物実験では、実際に胎児異常が
多発している、かなり危なそうな物質です。

この話を聞いて、ぞっーとしました。

例えば、夏のシーズン。
車のなかに、ペットボトルを放置したりしていませんか?

ドライブ旅行に行く時は、車に水を入れっぱなしに
私はよくしちゃいます。

ドライブする女性

化学に詳しい友人に、この話をふると
『プラスチックが溶け出すには、そうとうの
高温にならないといけないので、ちょっと眉唾だね。』

との答えが、、、

ペットボトルの素材は、ポリエチレンテレフタレート
(Polyethylene terephthalate) です。

その頭文字をとって、PET と呼ばれています。
融点(溶け始める温度)は、約264℃だそうです。

ここまで、高い温度になるのは、相当でないと有り得ないと言うのです。

でも、でも、、、例えば、

  • ペットボトルの形(凹凸)が、レンズの役目をした
  • ペットボトルのなかに、水滴や水分が残って、それらがレンズの役割をした
  • ダッシュボードなどの、直射日光が差し込む密閉空間に放置した

小学校のときにやりませんでした?
ガラスを使って、太陽光線を集めて、紙を燃やす実験!

あのような感じで、水分やペットボトルが
レンズの役目をすると、相当、温度は高くなる気がします。

そして、密閉空間だと、温度は予想以上に高くなるはずです。

こんな条件がそろえば、ペットボトルが溶け出すのも
有り得ないことはない。そんな気がしました。

もちろん、人体に害があることがハッキリすれば、
ペットボトルは回収されて、使用禁止になるはずです。

今のところ、日本では、そのような動きはありません。

杞憂で終わればいいのですが、
私としては、ちょっと気になる事実です。

できるならば、高温になるような場所に、
ペットボトルを保管したり
放置したりするのは、しないほうがよさそう。

個人的には、ペットボトルの賞味期限よりも、
低温で、直射日光の当たらない場所に保管する。
こちらのほうに、注意したい気分です。

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2 Responses to “水の賞味期限!ペットボトルのが切れたらどうなる?”

  1. 匿名 より:

    疑問をきちんと勉強して解決される姿勢が素晴らしいと思います。

    ペットボトルが溶けるのを気にされているようですが、中に水が入ったペットボトルが264℃になることはありえません。なぜなら、水の沸点が100℃だからです。

    疑われるなら、紙コップに水を入れて、底をライターの火などで温めてください(安全には配慮してください)。水は沸騰してお湯になりますが、紙コップが燃えることはありません。紙の引火点が水の沸点よりも高いからです。

    • さやか より:

      コメントありがとうございます。

      やはり、化学的にはありえないんですね。
      後ろ盾を得て、安心しました。

      飲み残しのペットボトルの水がプレスティック臭くなることがあると、
      なんとなく大丈夫かな?と心理的にモヤモヤする部分があったので、、、

      どうして、アメリカで騒がれているのか?もう少し
      探ってみることにします。

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